委中は、痛みのある腰とは離れたところにあるツボです。
東洋医学では「経絡」という考え方があり、ツボとツボはネットワークのようにつながっていると考えられています。
ほかの部位の痛みを引き起こす引き金となる部位を、西洋医学では「トリガーポイント」といいます。
トリガーポイントは東洋医学におけるツボとほぼ同様のものと考えられており、約9割が一致したという研究結果も出ています。
痛みのある肩や腰などのツボへの直接刺激だけでなく、痛みのある部位と遠い場所にあるツボへの刺激が効果を生むのは、こうした理由によるものです。